こんにちは、よしむら崇です。
今年の夏もかなり暑かったですが、9月も中旬となると例年通りに涼しくなってきましたねー。
前回の更新でも少し触れましたが、
今月からマンションのリノベーション工事の現場を担当しております。
予定箇所の解体工事を終えたところで、着手前から怪しかった床レベルの調整を行いました。
どういうことかと言いますと、
コンクリート造の建物によくある現象なのですが
柱・梁に近い部分と、そこから最も離れた部分ではコンクリート床の高さが
微妙に違っている現象です。
柱・梁から離れているほどコンクリート床が自重でたわんでしまうのです。
今回はその高低差が、最大で30ミリ近くありました。
このままマンション用のフローリング材など貼ってしまうと、
その高低差が仕上がりにそのまま出てしまいます。
ビー玉を床に置いたら勝手に転がっていく…という現象が生じます。
これを解消するために、コンクリート床の上に「レベラー」と呼ばれる、調整材を打設します。
トロトロになったセメントペーストのようなものです。
水に近い粘性なので、打設すると自然と床の水平を作り出せるというスグレモノです。
職人さんは、専用の草履?を履いて施工します。
これならトロトロなセメントの上を容易に歩けます(歩きにくそうでしたが)。
現場はレベラー打設の翌日から内装の造作に入っています。
またUPします~。