吉村建設株式会社　　　　広島市およびその近郊を中心に、一般住宅・社寺建築の新築・増改築およびリフォームを手掛けております。

木造２階建住宅の耐震改修

このスライドショーでは、その内１か所の耐震改修の模様を、順を追って紹介していきます。

木造２階建住宅の耐震改修

この壁も今回の工事で耐力壁とした壁です。筋交の無かった壁に、両筋交および接合金物を取り付けました。

着工前

この面の角に筋交を入れて耐力壁にします。

解体状況

耐力壁とする部分を解体します。中連窓は４枚引違だったため、一緒に撤去します。

構造材建込み

柱を立て、筋交を取り付けます。

接合金物取付け

柱と筋交、土台、梁の構造部材はそれぞれ接合金物でつなぎ合わせます。壁の上方、梁廻りです。

接合金物取付け

同じく壁の下方、土台廻りです。

その他の補強箇所

そこで、後施工でも効果のある火打ち金物をこのように計15か所ほど取り付けました。

木造２階建住宅の耐震改修

築50年程度の木造２階建住宅の耐震改修の模様です。この建物の15か所に耐力壁を設置しました。

外壁復旧

構造部材の取り付けが終わると、外壁側にはラス板を貼ります。

外壁復旧

下地のモルタルを塗ります。

外壁復旧

塗装をして仕上げます。

外壁復旧

完成です。窓は小さくなりましたがこれで補強できました。

着工前

ここからは内部側の模様です。着工前はこの場所はキッチンでした。

構造用合板貼り

構造部材を組み上げた後、構造用合板を張ります。Ｎ釘を所定の間隔で打ちます。

仕上げ復旧

その上から石膏ボードを貼ります。

完成時

キッチン全体の明装も併せて施工し、窓は小さくなりましたが明るくなりました。

その他の補強箇所

この写真の箇所（小屋裏）には一応火打ち梁らしきものがありますが、梁の上に乗せかけて普通の釘１本で留め付けてあるだけで、適切な取付けとは言えない状態でした。

引き渡し後に、

施主様が「地震の時、今までよりも揺れ方が少なくなった」とお話しされていました。とても効果があったようです。　　　　　　　　　　　【 設計監理：有限会社アサヒ建築設計事務所 】

ＬＤＫ 吹抜

２階の床を撤去して大空間の吹抜けを実現したリフォームです。

ＬＤＫ 吹抜

吹抜けを２階から見下ろすとこんな感じです。

ＬＤＫ 吹抜

着工前は純和風な感じの住宅でした。

ＬＤＫ 吹抜

施工中。先ほどの和室の天井を撤去し…

ＬＤＫ 吹抜

２階の床を撤去して、大空間ができました。

ＬＤＫ 吹抜

吹抜け廻りの施工時には、内部にも足場を架設しました。

階段〜和室

吹抜け部にある階段から和室へのアクセスも非常に凝っています。

階段〜和室

和室空間は、リフォーム前は何と玄関でした。

階段〜和室

玄関廻りも天井を撤去して…

バンブー・フローリング

竹フローリングを貼った箇所です。美しくて涼しげな感じですが、実際、非常に快適な感じがします。

階段〜和室

このような和室になりました！　床の高さを上げて、玄関の跡は雪見障子として納めました。

階段〜和室

階段も５段目までを撤去して、90度向きを変えます。

階段〜和室

２階から見下ろすとこんな感じの階段です。

洋間

こちらの部屋も天井を撤去しました。

洋間

この部屋は元々はダイニングキッチンでした。

洋間

こちらも内装はすべて撤去しました。

洋間

構造材はそのまま現しで仕上げました。

増築部〜外構

リフォーム後の玄関廻りは増築しました。また、外壁もすべて断熱塗料で塗装しました。

増築部〜外構

こちらもリフォーム前はこのような庭がありましたが…。

増築部〜外構

まずはRC造の塀を解体し、庭も整地しました。

増築部〜外構

基礎を造り、

増築部〜外構

上屋を建て込み、

増築部〜外構

屋根も既存の流れに合わせて造ります。

増築部〜外構

外壁を仕上げていきます。

増築部〜外構

増築部の内部も仕上げていきます。天井（屋根裏）廻りは増築して屋根を伸ばした部分が色が違うのが一目でわかります。

増築部〜外構

こんな感じに仕上がりました。

増築部〜外構

玄関廻りのリフォーム前の状態です。

増築部〜外構

既存の石を剥がして再利用しました。一枚ずつ並べなおします。

増築部〜外構

玄関廻りはこのように仕上がりました。玄関ポーチ以外は再利用の石です。

断熱塗装

外壁と内部壁の一部の塗装には「ＧＡＩＮＡ」という断熱塗料を使用しました。ＪＡＸＡ（独立行政法人宇宙航空研究開発機構）が開発した技術を応用した塗料です。

断熱塗装

とは言え、施工上の特殊な制約等はなく、通常の水性塗料と同じ感覚で施工できます。

バンブー・フローリング

内装の床の一部には竹材の無垢フローリングを貼りました。

施工の流れ

今回の施工にあたっては、施主様が普段は出張に出ておられ、なかなか現場の確認ができないという難しさもありました。

施工の流れ

施工中はほぼ毎日、施主様とメールで図面や写真を送信して納まりの確認を行って現場を進めました。この画像はその一部です。

施工の流れ

施工内容に対して工期の余裕はなく、大工は最大５名体制で工事を進め、予定通りに完了できました。

施工の流れ

納まりや仕舞いの難しい箇所もありましたが、施主様の要望通りのものに仕上げて引き渡せたことが何よりです。

西区 Ｋ様邸

今回のリフォームはＲＣ造の住宅でした。３階全体をリフォームさせていただきました。

ＬＤＫ - リフォーム前

ＬＤＫになる前の状況です。正面に見える壁の位置を今回替えて、奥に納戸とトイレがあったのですが一つの広い空間にしました。

ＬＤＫ - リフォーム前

ＬＤＫ

廊下・納戸・トイレ・和室・洋間を一つの空間にしました。

ＬＤＫ

システムキッチン：「ＴＯＴＯ　クラッソ」を使用しました。

ＬＤＫ

ＬＤＫ

ＬＤＫ

ＬＤＫ

敷畳を敷いて4.5帖の和空間と床ノ間を設けました。

和空間

洋間〜和空間

洋間

洋間〜和空間

トイレ - リフォーム前

トイレ

トイレ

廊下 - リフォーム前

廊下から奥の部屋に入るのに、１段（100?）ほど段差がありました。

廊下

廊下

納戸

納戸

築100年の木造住宅の改修　〜家の中心に台所を〜

古い間取りのため、これまでは北側の寒い場所に炊事場がありましたが、リビングと連続するよう全体の中心に配置してみました。更に天窓を取付け、明るいキッチンを実現しました。

築100年の木造住宅の改修　〜家の中心に台所を〜

施工前の状態です。天井高さは低く、暗い空間でした。

築100年の木造住宅の改修　〜家の中心に台所を〜

梁を見せつつ天井を貼りました。天井下地組みは大変でした。

築100年の木造住宅の改修　〜家の中心に台所を〜

建具も経年劣化による歪みで隙間が多かったです。

築100年の木造住宅改修　〜平屋建ての問題に知恵を絞る〜

床の段差が多く、全体のバリアフリー化は不可欠でした。スロープを設置して問題を解決しました。

築100年の木造住宅改修　〜平屋建ての問題に知恵を絞る〜

浴室に向かう脱衣場でした。

築100年の木造住宅改修　〜平屋建ての問題に知恵を絞る〜

洗面所が低いので、屋根を継いで空間を確保しました。

築100年の木造住宅改修　〜平屋建ての問題に知恵を絞る〜

サッシも時代を感じられます。

築100年の木造住宅の改修　〜蔵の再生〜

母屋に隣接する蔵は、土壁にかなりの劣化がありましたが、ご主人たってのご希望で再生することになりました。古い建物を残していくのもいいものだと実感しました。

築100年の木造住宅の改修　〜蔵の再生〜

施工前の状態です。向かって右側が蔵への入口です。

築100年の木造住宅の改修　〜蔵の再生〜

改修後。木部は弁柄（べんがら）という塗料を塗りました。

築100年の木造住宅の改修　〜蔵の再生〜

施工前です。昔は『くど』→（火処とも書きますが、かまどのことです）があったため、かなりのススが残っていました。

築100年の木造住宅の改修　〜寒い浴室を暖かく〜

浴室は保温性を重視してユニットバスとしました。簡単なようですが、屋根の小屋束と干渉があったり、換気ダクトを隠す工夫をしたりと一通りの苦労はありました。

築100年の木造住宅の改修　〜寒い浴室を暖かく〜

施工前の浴室（外まわり）です。隙間が多く湯気も逃げていく状態でした。

築100年の木造住宅の改修　〜寒い浴室を暖かく〜

あえて窓を配置し、光を取り入れました。

築100年の木造住宅の改修　〜寒い浴室を暖かく〜

施工前の浴室です。段差も高くて不便でした。

築100年の木造住宅の改修　〜とにかく明るく〜

明るい空間が欲しいとの要望が強かったので、壁もガラスを多用し＜より多くの光が入る部屋にしました。センスのいいガラスを選択されたので、部屋の雰囲気とも巧くマッチしています。

築100年の木造住宅の改修　〜とにかく明るく〜

施工前の状態ですが…写真では養生が邪魔でわかりにくいですね。

築100年の木造住宅の改修　〜とにかく明るく〜

扉もガラス入りとしました。通風にも貢献しています。

築100年の木造住宅の改修　〜とにかく明るく〜

施工前です。金屏風の移動には気を使いました。