こんにちは、よしむら崇です。
先週久々に更新したわけですが、他に現場がなかったわけではなく
ここに載せられるものもあったのですが
いまから過去に遡ってUPするもの何なので
今年1~3月の間で印象的だった(?)現場を紹介したいと思います。
介護保険を使用しての手すりの取り付け工事を担当しましたが
このお宅は築30数年のRC造の住宅なのですが
その当時の建築ではまだ少数派だった手すりが、階段室に新築当初から取り付けられていました。
が、その手すりは上から下まで連続していなく、所々が途切れていて
手すりそのものも当時は今ほど種類も多くなかったのか
手すり本体のにぎり棒を支える部材(「ブラケット」という部材です)が樹脂製で
いくつかのブラケットは老朽化で破損していました。
今回は手すりが連続していない個所に追加で手すりを取り付けることと
破損した部分の修繕を行うことにしました。
しかし、申請時において、既存の手すりの修繕は介護保険の対象外という判断がなされ
この部分は金額的にも大した額ではないことから、施主様の負担で修繕することにして
あとの部分を介護保険の申請対象として施工しました。
4階建ての住宅で、1階から4階までの階段室の所々に手すりを追加するという
材料はそんなに多く必要ではなかったのですが、非常に手間のかかる作業でした。
リフォーム工事全般に言えることですが、今あるものに合わせて追加して造るというのは
何をやっても簡単ではないのですが、手すりも例外ではありませんでした。
とは言え、施主様には非常に満足いただけましたので、これはこれでよかったと思います。
もうしばらくすると、今回のような「手すりの修繕」という例も少しずつ増えてくるのかもしれません。
ではまた次回です。